難平(ナンピン)とは@〜FX用語

難平(ナンピン)とは、相場が思惑と反対方向に動いた場合、買い増し又は売り増すことによってポジションを増やし、損失を限定させる手段をいう。難平(ナンピン)は複数のポジションを持つことで、平均購入価格を調整しリスクを回避する効果がある。難平(ナンピン)の例をあげると、例えば、1ドル=110円で10万ドル買ったものの、思惑に反して1ドル=108円まで下がったとする。このまま売却しては、2円(110円−108円)×10万=20万円の損失になる。そこで、1ドル=108円で更に10万ドルを買い増す。こうすることで、1ドル=109円で20万ドル持っているのと同じ効果が得られる。

難平(ナンピン)とはA〜FX用語

難平(ナンピン)し、その後、1ドル=108円からドル高が進み109円まで復活したらどうか。追加購入していなければ損失が出ているが、108円で買い増して平均価格を下げたことによって、損失が発生するのを防ぐことができる。同じように、売りポジションを持っていてドル高に進んでしまった時に、さらに売りポジションを増やすこと(難平(ナンピン)すること)で平均価格を上げることもできる。

難平(ナンピン)のリスク

難平(ナンピン)のリスクとしては、上記の例で、その後1ドル=107円まで円高が進行したとしたら、110円の買いポジションも109円の買いポジションも損失が出ることになり、2重のリスクを背負うことにもなり兼ねないことがあります。難平(ナンピン)をする際には、そのメリット・デメリットの両方を良く考える必要があるだろう。

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